離婚する前にあがいてみませんか?壊れかけた夫婦関係を修復する方法
このタイトルを見てページに訪れてくれたということは、やり直す考えがあるということですね。
できれば離婚なんてしたくないと思ってしまいますよね。
そう思うのであれば、離婚前にもう一度あがいてみてはいかがですか。
この記事を書いている私は、一度離婚しているので、合わない相手と無理に一緒にいる必要ないと思っています。
でも、離婚前に躊躇する気持ちも、いろいろな事情で離婚したくない気持ちも、わかっているつもりです。
別れずに仲の良かった頃に戻れる可能性があるなら、修復にチャレンジしてみるべきですよね。
私たちはいろいろな方の相談を受けたり、専門家の先生がアドバイスした内容も知っています。
その視点から、原因別にもうひとあがきするための方法を考えていきましょう。
このページの目次
離婚の解決策を考える前に!絶対に必要なもの
これから解決策を考えていく前に、自分の状態を作る必要があります。
正確に自分の状態を見えるようにするには、冷静になってリラックスして考えることが必要です。
これができていないと、頭がうまく回転しない状態で、考えてしまいます。
まずは、リラックスできる環境を作ってください。
カフェに行って、コーヒーや紅茶をゆっくり飲んで、リラックスしてください。
ペンとメモ帳を持って、自分の頭に浮かんでくるものを書き出してみてください。
深くは考えないで、自分の頭に浮かんでくることを、冷静に見るだけでいいです。
この状態ができると、思考する準備が整ったということです。
原因別に解決策を考えてきましょう!
生理的に受けつけない!とにかく嫌いで顔見たくない
離婚原因で1番多い理由です。
毎日一緒に生活していると、いろいろなところで意見や価値観の違いが出てきますよね。
そんなの沢山ありすぎて、何が原因かなんてわからなくなっちゃいます。
●食べ方が汚い
●話が合わない、価値観が違う
●口臭・匂いが嫌い
●セックスが合わない
確かに嫌ですけど、なんとなく理由が不明確ですね。
これって、基本的に「嫌いになった」が先で、理由は後からついたのではないでしょうか。
だって、結婚前にはそれを含めて好きだったわけです。
それなのに、別れたいほど嫌いになるんです。
どんなに説得しても絶対に歯は磨かないとか、手で食事するとかなら別ですけどね。
この生理的に受けつけないという理由は、さらに分類できるので、原因を3つに分けて、解決策を考えていきましょう。
何を話していても意見が合わない
子供の教育方針や親戚との付き合い方、収入や貯蓄に関する意見が合わない場合ですね。
基本的に、最初から意見が合う夫婦の方が少ない気がします。
お互いにまったく違う環境で生活をしてきたのですから。
でも、離婚せずに済んでいる夫婦は、話し合って決めるか、一方が信頼して合わせるかのどちらかが多いように思います。
解決策として提案できるのは、まず自分が冷静になって、日々の生活の中で、どういう意見の違いが許せないのかを、しっかり考えることです。
相手が自分の意見と合わないから、一緒にいたくないと考えるのではなく、
- 「お互いに話し合って決める」のはどうかと提案する
- 自分の意見と相手の意見を冷静に見比べて、すり合わせられないか考える
結局は自分が相手を許せるか、好きになれるかの問題です。
不潔・匂い・生活習慣が許せない
この辺は結婚前に同棲しなければわからないことですね。
離婚に至るくらいだから、少しは「これが嫌だ」と伝えたのだとは思います。
- タバコの口臭がひどい
- 加齢臭がひどい
- 歯を磨かない
- 風呂に入らない
- 朝起きることができず会社へ遅刻する
解決策としては、お互いが冷静になっているときに、話し合うことです。
自分の気持ちの中で、やり直すために、現状のここが嫌で、こう直して欲しいと伝えましょう。
自分の気持ちは相手も同調します。
自分がやり直す気持ちで話し合いにいどめば、相手も同じように解決策を前向きに考えるはずです。
【参考ページ】性格の不一致で離婚はできる?慰謝料もらって離婚する戦略!裁判でなければ可能性あり
セックスが合わない!性的不調和
セックスの趣味が合わないのは、しっかりと話し合いが必要です。
もしも、相手の趣味をガマンさせる形で解決してしまうと、相手が欲求不満になってしまいます。
これでは関係が長続きしません。
お互いがガマンすることなく、セックスを楽しめるような解決策が必要ですね。
自分が現状では満足できないことをしっかり伝えましょう。
恥ずかしいかもしれませんが、ここは大切なことです。
それを理解してもらったうえで、解決方法がないか、意見を出し合ってみてください。
その際も、冷静に前向きな気持ちで挑みましょう。
セックスがまったくない場合は、もっと困りますね。
浮気でもしない限り、一生セックスができないということです。
自分からセックスしたいとアピールするなんてことは、すでにしていると思いますので省きます。
マジメな顔して「もうセックスをしないの?」と問いただすのは、恥ずかしいかもしれません。
夫婦の性生活が婚姻の基本となるべき重要事項であると考えられています。
法律で民法770条第1項5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」として書かれているほど重要なことなのです。
【参考】e-Gov法令
とても大切なことなので、しっかりと2人の時間を作って話し合うのです。
なぜセックスしないのか?という理由をしっかり聞くことが先決です。
相手も恥ずかしくて言えないかもしれないし、隠し事があるかもしれません。
どうせ、これで解決しなければ離婚と考えているなら、相手からどんな言葉が出てくるかにビビらないで、はっきりと言ってもらいましょう。
ここは焦らず、本音を言っているのかをしっかり確認してください。
その本音の理由に対して、解決策をお互いに話し合いましょう。
【参考ページ】セックスレスで離婚をするためにやるべきことは?証拠は必要?離婚に同意してくれない場合や気になる慰謝料のことも
【弁護士が答える】セックスレスで離婚はできる?専門家の貴重な意見も!愛知県在住で会社員35歳女性の場合
浮気を見つけて許せない
これは自分の気持ち次第で決まります。
相手の浮気を自分が許せるかどうかです。
許すためには、何が必要なのかを、冷静な時に考える必要がありますね。
このページを読んでいるということは、許す気持ちも残っているのだと思います。
であれば、相手にケジメをつけさせて、それから判断するのでも遅くないかもしれません。
【ケジメのつけさせ方】
●相手のお金から自分へお金を支払わせる
●浮気相手と2度と合わない(浮気しない)と誓約書を書かせる
●浮気相手にも2度と合わないと誓約書を書かせる
●浮気相手から慰謝料をもらう
●次に浮気した場合の条件について誓約書を書かせる
まず、あなたが納得できるかどうかです。
感情的になっているときに、答えを出そうとしないで、冷静になることに集中してください。
冷静になれれば、自分が納得する解決方法を見つけられるのではないでしょうか。
【参考ページ】【その離婚ちょっと待って!】問い詰めるのは浮気の証拠を掴んでから…その理由は?最強の証拠集めの方法も!
浮気がバレて相方がおこっている
基本的には浮気がバレた方に、「離婚する前にあがきませんか」というのもおかしなことかもしれません。
「あがいて当然」だからです。
浮気がバレたら、まず相手が冷静になるまで待つことです。
感情的になっているのをなだめようと、理論的なことを言っても理解してもらえません。
ただ、言い訳をしているようにしか受け取られないのです。
少し時間を開けて、冷静に話し合いができる状態になるまで待ちましょう。
別居することは良いと思いませんが、寝室を別にして、2人の距離をあけて様子を見ます。
話し合う際には、過去の過ちを言い訳するのではなく、未来について話し合いましょう。
自分自身が、夫婦生活をやり直す気持ちで向き合うことで、その気持ちは相手にも同調効果で伝わります。
今後、どのように家族と生活をしたいのかを、未来の姿がイメージできるように話しましょう。
【参考ページ】やめられない浮気で離婚の危機!バレたときの対策は?離婚した場合の慰謝料や親権取得のためにするべき準備も
お金がなくて生活が苦しい
お金がない、借金地獄から抜け出すには、相手も自分も変わらなければなりません。
ここを抜け出すために、1番の障害となるのは、考える余裕がないということだと思います。
目先のお金が必要な状態になると、今後どうしたいかを考えるヒマもありません。
もう少し、効率よくお金を稼ぐためにどうすれば良いか?
転職、条件の交渉、新しい技能の習得など、いろいろと考えるべきことがあります。
まず、一度冷静にリラックスできるように工夫しましょう。
そこで、この「お金がない状態」は変えることができないか考えましょう。
自問自答してみてください。
相手のギャンブルや浪費が原因での離婚は、話し合いだけで解決することが難しいかもしれません。
ギャンブルや浪費は、依存症という病気の可能性があるので、がんばってもなかなか治りません。
思考から変える必要があります。
もう一度チャンスを与えるのであれば、新たな借金をできないように、誓約書を書かせるしかありません。
約束を破ったら、きっちりと償ってもらう約束です。
お金はないでしょうから、何か他の相手が困る条件をつけます。
そういう条件付きのチャンスを与えることで、離婚を一旦保留にするでも良いかもしれません。
すでに借金で生活がままらない場合は無料の法律相談や法テラスなど利用してみるのも良いと思います。
DV・モラハラを受けて逃げたい
まずDVについてですが、暴力を受けてケガをするようであれば、すぐに逃げるべきです。
逃げる先がないなどと言っている暇はありません。
すぐに警察へ110番で電話しましょう。
身を守るためにシェルターに逃げるという手段もあります。
【参考】内閣府:民間シェルター
もし、やり直すのであれば、相手が本当に反省しているかを見極める必要があります。
相手が冷静になって、話し合いができる状態なのかを、電話で確認します。
危険が無さそうだと思ったら、できるだけ人目の多いカフェなどで話し合いましょう。
DVをする人というのは、繰り返す可能性が高いです。
ですので、余程の心境の変化がなければ、DVはなくならないと考えてください。
モラハラの場合は、自分が冷静になることです。
関係を修復しようとするのであれば、被害を受けている自分が冷静に考えられるかです。
相手からひどい言葉を投げかけられたり、嫌な態度をされても、自分が気にしなければ問題になりません。
一方的の悪いところに目を向けるのではなく、自分の態度や言動も含めて、夫婦の会話を思い出してみてください。
相手のモラハラは、もしかすると自分が仕掛けた別のことで、相手をイライラさせて怒らせている可能性もあります。
夫婦の会話を録音しておくというのも手です。
最初から自分が喧嘩腰で話をしていたり、そっけない態度で怒らせているかもしれません。
冷静になって、自分も関係を修復したいのだという意識を強く持ってください。
それから、相手のモラハラをやめてもらうための話し合いをするという順番になります。
【参考ページ】モラハラ夫と離婚するためにするべきこと!モラハラの証拠集めって?離婚を拒否する夫を納得させるための方法
親族との仲が悪い
相手が自分の親族との関係を改善するには、相手の考え方を変えてもらう必要があります。
でも、自分が考え方を変えれば、親族との関係は気にならなくなるかもしれません。
必ずしも、仲良くならなくても良いのでは?と考えてみましょう。
田舎に住んでいて付き合いが大切なのであれば、少し都会へ引越しすれば良いことです。
冷静になって解決する方法を考えてみれば、自分の考え方を変えるだけで、乗り切れる可能性があるのではないでしょうか。
また、自分が相手の親族と仲が悪い場合も同様です。
一緒に居たくないのであれば、別居する方法を考えることもできます。
この場合大切なのは、相手に自分は一緒に居たい気持ちを理解してもらうことです。
「嫌なら出ていけ」と言われても、それでも一緒に居たい気持ちがあることを伝えましょう。
まずは、リラックスした状態で、解決するための、相手への提案を考えてみてください。
きっと良い提案が見つかるはずです。
まとめ
文中に何度も「冷静に」「リラックスして」という言葉が出てきたと思います。
それくらい、離婚を考えている夫婦の関係を修復するには、大切なことなんです。
リラックスしていないと、いくら考えても、頭が働いてくれません。
話し合いには欠かせませんね。
離婚をする前に、自分にあったあがきかたは見つかりましたか?
このサイトには、いろいろな離婚事例も数多く掲載されていますので、自分と比較して参考にしてみてください。
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