自分に無関心で家に帰らない夫と離婚する!慰謝料増額のポイントは?財産分与や養育費もしっかり決めて利口に離婚!

現金なオンナとおもわれたっていいです。

ゼッッタイに旦那から慰謝料もぎとって離婚してやる!

まわりからは立派な家にすんで、子どもにも好きに習いごとをさせてる幸せな奥さんだと思われてるんだと思います。

でも夫はただ生活費をいれるだけ。

3、4日帰ってこないなんていつものこと、2週間以上連絡もなくかえってこないことだって!

帰ってきたとしても時間は深夜…仕事だったっていうけど、本当かはわかりません。

浮気を調べるのはこわかったので…。

コミュニケーションをとろうと努力もしてきました。

でもそのたびに「つかれてる」「ひとりの時間がほしい」って会話すらままならない日々…。

こんな生活に疲れました。

お金だけじゃなく愛情がほしかったけど、もういいです。

とっとと離婚して、私がずっと欲しかった愛情はお金にかえて請求してやります!


お金があればしあわせ、とはかぎりませんよね。

高所得者の夫婦は多少のことはお金で解決できるよゆうがありますが、お金でおぎなえない愛もあります。

自分のことをまったく必要としてない、無関心夫との結婚生活になんてさっさと見切りをつけたいところですが、どんな手を打つのがより幸せな道につながるのか…?

一緒に対策を考えてみましょう。

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このページの目次

夫が自分に無関心…こんな理由でも離婚できる?

自分に無関心だという以外は、あとはなんの文句のつけようもない夫。

こんなケースでも離婚はできるのでしょうか。

夫婦がおたがいに納得し、合意さえすれば、離婚に理由はいりません。

離婚することはそんなにむずかしいことではないのです。

離婚の条件などでもめたばあいには、調停離婚を家庭裁判所に申し立てます。

第三者である調停委員が夫婦の話をききとるという面でのちがいがあるものの、合意さえできれば理由は必要ありません。

【参考】裁判所:調停委員

そもそも離婚とは、夫婦ではなしあうものだという考え方があるからなんですね。

ところが離婚に合意できなかったばあい、いよいよ離婚訴訟をおこすことになります。

家庭裁判所に離婚を求めてうったえる裁判離婚では、法でさだめられた離婚理由がないと離婚できないのです。

その理由とは、つぎの5つです。

  1. 相手の不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 回復の見込みのない精神病
  4. 3年以上の生死不明
  5. その他婚姻を継続し難い重大な事由

 

婚姻を継続し難い重大な事由として訴える

では「無関心な夫」は法的な離婚事由ではどれにあてはまるのか。。。

これは「婚姻を継続し難い重大な事由」があてはまる可能性が一番高いです!

ただ、「無関心」というばくぜんとした理由だけでは、かんたんにはみとめられません。

無関心であることによって夫婦関係にどのような影響をあたえているのか、努力によってそれが修復できるのかできないのかというところがポイントになってきます。

修復する努力をするきもちがない、長きにわたって別居がつづき、愛情がないとみとめられれば「婚姻を継続し難い重大な事由」であるとみなされるケースもあります

悪意の遺棄が認められるケースとは?

夫婦とは、いっしょに住み、お互いに協力し、助けあうもの…これらは法のもとで決められたルールです。

同居・協力・扶助義務といいます。

夫婦の義務が理由もなく果たされないときには、5つの離婚理由のうちの「悪意の遺棄」だと判断されます。

では具体的に「悪意の遺棄」にあてはまるのは、どんなときでしょうか。

【参考】e-Gov法令:同居、協力及び扶助の義務 第752条 

正当な理由なく何度も家を出る

妻であるあなたに何もつたえず、きちんとした理由もないのに家出をくりかえすことは、悪意の遺棄だといえます。

たとえどこにいるかがわかっていても、本人の意志で「あえて」もどらないのは、夫婦の同居義務をはたしていないと考えられるからです。

このばあい、正当な理由なく、勝手におこなっていることが証明できるようにしておきましょう。

家を出るいきさつや回数、時間などを細かく書きとめておくことをおすすめします。

新しい住まいの賃貸契約書なども証拠になります。

共働きなのに家事・育児をまったくしない

育児や家事に協力してくれる『イクメン』とはまぎゃくの、なんにもしない非協力的な夫のことを『ゼロメン』というそうです。

「家事はオンナの仕事!」とかたくなに思いこむ男性はいまだにすくなくありません。

妻もフルタイムではたらいているのに、家事や育児をまったくてつだわない『ゼロメン夫』。

このような人は、正当な理由もないのに夫婦の協力義務をはたしていないとみなされます。

妻はしごとと家庭の両立で心身ともに疲れてしまい、どんなにおねがいしても夫の態度はへんかしない…。

こういうときには悪意の遺棄がみとめられる可能性があります。

ちなみに「正当な理由」とは、病気で体調が悪く、てつだいたくてもてつだえないというように、やむをえない事情があることをさします。

ふだんから家事や育児をしていないこと、生活のこまかい状況がわかるメモや日記、写真などの画像や音声証拠集めをしておくといいでしょう。

参考ページ【弁護士が答える】仕事人間の夫にウンザリ!有利に離婚を進めるためには?神奈川県在住で専業主婦41歳女性の場合

慰謝料の相場や計算方法!増減を決めるポイントとは

夫婦の話しあいがまとまれば離婚はできますから、慰謝料の額はじゆうにきめられます。

過去のさいばんを参考に、その夫婦の事情をそうごうてきに判断したうえで決まることがほとんどです。

一般的には50万~300万円くらいとされています。

かなり金額にはばがありますが、これはつぎのような理由で増減します。

  • 結婚期間、年数
  • 未成年の子どもの有無、人数
  • 支払う側の収入や社会的地位
  • 別居期間の長さ
  • 支払われる側の経済状況(専業主婦で収入のめどがないなど)

 

また慰謝料とは、精神的苦痛をうけたおわびという意味がありますから、法的にみとめられる離婚原因の内容でも増減します。

不貞行為がながく続いている、ひどいDV、生活費をわたさない…など、どれほどの被害をあたえたのか、悪質なものなのかという点でもかわってきます。

慰謝料と財産分与は分けてキッチリ請求

離婚をするにあたって、これまでの結婚生活で夫婦で貯めた共有の財産をわけること、いわゆる財産分与をおこないます。

対象となるのは、現金や預貯金、不動産や車、有価証券や家具、年金などです。

離婚の原因があってもなくても、どちらがその原因をつくったかにかかわらず折半することがきめられています。

一方慰謝料とは、さきほどふれた法的な離婚理由によってうけた損害、精神的苦痛などにしはわれるものです。

この2つはげんそくとして別のものです。

注意したいのは、財産分与が慰謝料のそくめんをもつことです。

そのため慰謝料を財産分与と一緒にしてしはらうばあいもあります。

例えば、げんざい住んでいる家はローンが残っていることがほとんだと思います。

その場合は家を売った額から残りのローンが差し引きされた額が財産分与の対象になります。

家を売ってもローンが残ってしまう場合、マイナスになることもありえます。

財産分与は現金だけではないため、正確な価値や金額がはかれません。

そのため、現金としてこべつに支払われるよりも損をしてしまうかもしれません。

財産分与と慰謝料とはくべつして、それぞれに話しあいをすすめることをおすすめします。

夫の浮気を調べる

ここまで私や家庭に無関心なのは、もしかして他に女がいるのでは。。。

残念ですが、妻のよくない直感はあたってしまうものです

勝手に家をでていったとおもったら、実は愛人宅にいっていたということもかんがえられます。

このようなケースは、法的な離婚理由である「不貞行為」にあたる可能性が高くなります。

浮気をしているとみとめられるためには、肉体関係があったことを証明する必要があります。

写真や音声、メール、宿泊が確認できるホテルの領収書などをあつめることからはじめましょう。

より確実な証拠をもとめるなら、信頼できる探偵や興信所への依頼をかんがえてみてはいかがでしょうか。

慰謝料増減のポイント

くりかえしになりますが、慰謝料はめいかくにさだめられているわけではありません。

夫婦それぞれの事情や背景によって、慰謝料の金額は変化します。

金額に影響するとおもわれる個々の事情についてくわしくみていきましょう。

婚姻期間の長さ

結婚してまもない夫婦よりは、結婚期間がながい夫婦のほうが慰謝料はたかい傾向にあります。

一緒にすごした時間がながいほど、裏切られたときの苦痛は大きいものとなりますから、当然のことだといえますね。

また、長い結婚生活で主婦をしていた妻が、離婚して再出発するハードルは高いでしょう。

そういう視点も慰謝料の金額に影響しているとおもわれます。

こどもの有無と影響

夫婦の間に未成年の子どもがいる、さらに子どもの人数が多ければ、慰謝料は増額されるけいこうにあります。

幼い子どもをかかえているほうが今後の生活への影響が大きいとみなされるからです。

また、離婚によって子どもがこうむる不利益はすくなくありませんから、その点もこうりょされています。

約束の反故

夫婦関係を修復するため、これまではなしあいがもたれていたとします。

その際「かってに家をでない」「浮気をくりかえさない」など約束をしていたのに、おなじことをななんどもくりかえしたばあいは慰謝料の額が増える可能性があります。

もし約束を公正証書などのかたちで文書としてのこしていたなら、慰謝料をふやすためのより強力な証拠となるでしょう。

慰謝料を取れない!?あなたの夫も『帰宅恐怖症』かも

あなたはきづいていないだけで、夫は家に帰りたくない理由があるのかもしれません。

家に帰りたくないだけでなく、帰宅するのがこわい。。。

あなたの夫が、そうかんじているなら『帰宅恐怖症』になっていることも考えられます。

「病気なの?初めて聞いた」そう思った方もいるかもしれませんね。

とっくに仕事はおわっているのに、すぐに家に帰ることができず、ネットカフェで時間をつぶしてから帰る…これらが『帰宅恐怖症』の症状としてあてはまります。

夫の残業や休日出勤が増えたというばあいは要チェックです。

『帰宅恐怖症』にはいろいろな原因がかんがえられますが、その大きな原因となるのが妻の言動です。

夫のすることなすことにいちいち口をだし、不満ばかりいっていませんでしたか?

子どもを愛するあまり、夫をぞんざいにあつかっていませんでしたか?

そういったことがつもりつもって、夫は家では安らげなくなってしまったのです。

妻であるあなたの言動がひきがねで離婚につながったのだとみなさされば、慰謝料を請求できないばかりか、逆に慰謝料を請求されるかもしれませ

子どもがいた場合の親権取得は?

子どもの親権をとるにあたっては、離婚までのけいいはあまり関係しません。

なにより優先されるのは『子どもの福祉』です

一緒に暮らすことで、子どもがよりしあわせになれるとみなされた親が親権を取得できるのです。

ぐたいてきには、

  • どのように子どもとかかわってきたのかという監護状況
  • 子どもへの愛情
  • 肉体的・精神的に健康かどうか
  • 経済面など

がとわれることになります。

また子どもにとって、環境の変化は大きなストレスとなります。

これまでと同じような環境で子どもをそだてていけるかどうかもポイントになってきます。

監護実績を記録しておく

これまでどちらが子どもの世話をし、よりかかわってきたのかをしめすために看護記録をのこしておきましょう。

子どものご飯をつくっていた、服を洗濯していたということから、幼稚園や保育園の送りむかえなどをしていたことも記録しておきます。

時間をこまかく記録しておくことで、家でつねに子どもと過ごしていた証拠になります。

手紙や手作りのプレゼント、子どもの世話をしていたことを知る近所の人からの陳述書なども監護実績のいちぶとなるでしょう。

慰謝料、財産分与以外に養育費もきっちり請求

親権をとることができたら、慰謝料、財産分与にくわえて養育費の請求も行いましょう。

養育費は、未成年の子どもと一緒に住み、育てていくために必要なお金です。

ぐたいてきには食費、生活費、医療費、学費などの費用で、親権をもたない親が支払うものとされています。

おおよその相場は『養育費算定表』を参考にします。

夫婦の収入、子どもの人数や年齢などから、裁判所がかんがえる養育費の目安がわかります。

(例)夫婦ともに給与所得者(自営業ではない)の場合

支払う側の年収:1000万円

払ってもらう側の年収:100万円

子ども:1人(5歳)

⇒『養育費算定表』を目安にした養育費は8~10万円

『養育費算定表』を目安にした養育費の額が決まれば、公正証書として残しておきましょう。

【参考】裁判所:養育費に関する手続

万が一養育費がしはらわれなかったときにそなえ、「強制執行認諾文言」にしておくことをおすすめします。

これは養育費が支払われないときには、給料や貯金などをさしおさえる強制執行をしますからね、というおぼえがきとなります。

子どものみらいのために、きちんと書類をさくせいしておくべきです。

養育費は子供にはもらう権利がありますから。

子供のためにも養育費は請求しましょう。

養育費についてわからないことは、養育費安心サポートに相談することをおすすめします。

養育費の支払いがストップした場合など、養育費保証サービスがついているので、じつつ無料で最低でも12回分の養育費を保証してくれます。

養育費を払ってもらえるか心配な方はこちらをごらんください。

養育費安心サポート

050-5357-9901

参考ページ【弁護士が答える】仕事人間の夫にウンザリ!有利に離婚を進めるためには?神奈川県在住で専業主婦41歳女性の場合

夫が弁護士をたててきたら無理してひとりで戦わない

あなたと子どもが幸せな生活をおくるための離婚方法について、さまざまなプロセスをご紹介してきました。

ひとりでやれないことはないかもしれませんが、大変なパワーが必要になることがおわかりいただけたとおもいます。

肉体的にも精神的にも、ストレスとなることはまちがいありません。

そのうえ、夫は交渉ごとの専門家である弁護士をたててきました。

法律の知識を持つプロであることはもちろん、多くの離婚をみてきた弁護士はきょうてきです。

これは協議離婚でも調停離婚でもいえることですし、離婚裁判になるとなおさらの弁護士の力を実感することになると思います。

対等な立場で離婚のステージにたつためにも、無理をせず、あなたも早急に専門家にそうだんすることをおすすめします。

一人で解決するのが不安な方は離婚相談サポートに相談

この記事を書いた人

furuta

【30歳、女性、千葉在住】 イケメン好きがこうじて細身のイケメンと結婚するも、価値観の違いにより破局。 自分の趣味や好きな芸能人をことあるごとにけなし、「俺のがいいじゃんw」と口出ししてくるクソ夫から慰謝料をぶん取る気持ちで離婚にのぞむも撃沈。 自分があの時どうしていたら、慰謝料を勝ち取れていたのかが知りたくて本企画に参加。 結婚によるストレスのあまり、ワラ人形に釘を打とうか悩んでいる既婚者を救いたいです。

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