浮気がバレた側の対処法|離婚回避の準備と不利な条件で交渉しないために
最終更新日: 2026年5月30日
この記事は、自分が浮気をしてしまい、配偶者にバレた方向けに書いています。「離婚したくない」「離婚するにしても不利な条件は避けたい」という状況の方に向けて、対処法・準備・交渉の考え方を解説します。
浮気の証拠を集める方法や、被害者側(配偶者)の対応については、別記事をご覧ください。
→ 浮気の証拠の集め方完全ガイド(被害者側の方へ)
著者のnaritaは、2020年に自身の不貞行為が原因でスピード離婚を経験しました。高額の慰謝料交渉を「言われるがまま」に進めてしまった後悔から、この記事を書いています。

パートナーのことはもちろん愛してる、別れたいなんてまったく思わない!
だけど、ちょっと可愛くてパートナーとも違った魅力のある異性といい感じの雰囲気に…。
そんな状況で目と目が合ってしまったら…?
手と手が触れてしまったら……?
そうなったら行くしかないでしょう?!
しょうがないんです、これは人間の本能だから!
だけど誓って浮気相手に愛情はない、愛してるのはパートナーだけ。だから別れるなんて言わないで…!
一度ならず二度三度とくりかえし、バレてしまった浮気で頭をさげた回数は数しれず…。
これまでは許してもらえたけれど、今回はいつもと空気が違う…?
いま、このページを読んでいるあなたのはそんな危機感をうっすら感じているの方ではないでしょうか。
相手がどれだけひろい心の持ち主でも、そうも浮気をくりかえされては離婚をきりだされてもおかしくありません。
正直なところ今後いっさい浮気をしないのが一番の近道ですが、浮気グセを治せないから今こんな状況になっている…。
そんな方のために、複数回におよぶ浮気が原因で切りだされた離婚を回避することは可能なのか?
これからあなたがとるべき対応などを法的な観点を交えてお伝えしていきます。
パートナーを引き留めるための手だてとして役立ててみてください。
このページの目次
またバレた!こんどはもうゆるさないって言われてたら離婚するしかないのか
ゲス不倫なんて言葉があるように、不倫、浮気はろくでもないことです。悪いことだってわかってます。
夫や妻にばれないように、傷つけないように自分なりに努力してるつもり。
だって、大切なパートナーとは別れたくないから。
でも、今回ばかりは厳しいかもしれない。。「今度こそもうゆるさない!」って口も聞いてくれない。
離婚したくはないけれど、どうしたらいいのだろう。
浮気を繰り返す方が、こういったピンチにおちいってしまった場合、まずできることは、あなたのおかれている現状をきちんと把握することです。
浮気がばれたというけれど、決定的な証拠はありますか?
あなたが「バレた!」と思っている浮気。しかしそもそも、法的に認められる『浮気』にあてはまりますか?
実は法が認める浮気は、一般的な『浮気』よりも定義がはっきりしているんです。
その定義とはどんなものでしょう。
相手はどんな証拠を持っている可能性があるか
「どうやって知ったのか…」と思っていても、相手がどの程度の証拠を握っているかは、自分では分かりません。以下は、配偶者側が収集できる主な証拠です。
- 探偵の調査報告書:ラブホテルへの同行・宿泊の記録。これが最も強力とされています
- LINEやメールのスクリーンショット:性的な内容・「好き」「会いたい」などのやりとり
- クレジットカードや銀行の明細:ホテル・プレゼント代の記録
- GPSの位置情報:自宅の車や持ち物に設置されたケース
- 目撃者の証言:知人・近隣住民からの情報
「証拠がないはずだ」と思っていても、離婚調停・裁判になると相手がこれらを提示してくるケースがあります。相手がどの程度の情報を持っているかを弁護士に相談した上で、対応方針を決めることをおすすめします。
相手に確実な証拠がある場合、慰謝料は支払うことになる
相手が探偵報告書・LINEのスクリーンショット等の確実な証拠を持っている場合、慰謝料の請求を完全に拒否することは難しいとされています。問題になるのは「金額」です。
有責配偶者(浮気した側)は交渉上不利な立場ですが、以下の要素によって金額は変わります。
- 婚姻期間の長さ(短いほど低くなる傾向)
- 不貞行為の継続期間・回数
- 子どもの有無・年齢
- 相手の精神的被害の程度(診断書があるかどうか)
「言われるがままにサインしない」「弁護士を立てて交渉する」ことが、支払い額を適正化するうえで重要です。
浮気性は病気かもしれません
とはいえ、「法律で認められなければいいのだから、これからも浮気しほうだい!」というのはかんしんできません。
浮気をされた側は、深く傷ついています。
大切に思っている相手からうらぎられ、いつも軽んじられれるくつうを、あなたは想像できますか?
さらに、浮気がやめられないというあなたのこころにも、問題があるように思います。
こころの寂しさや、ストレスをかき消すために、セックスにおぼれていませんか?
性的な欲求をコントロールできない場合、セックス依存症などの可能性があります。
どうして浮気をやめられないのか、一度自分自身にむきあうことも考えてみてはどうでしょうか。
参考ページ【弁護士が答える】くりかえす浮気に妻がキレた!離婚の可能性はどれくらい?千葉県在住でサービス業39歳男性の場合
請求される誓約書・慰謝料の書面に署名する前に知っておくこと
相手(または相手の弁護士)から「これに署名してほしい」と誓約書・示談書を求められることがあります。署名する前に、書面の内容を必ず確認してください。
浮気をなんどもくりかえしていると、パートナーから信用してもらえなくなりますよね。
そこでパートナから出てくるのが「念書を書いて」ということば。
念書とは、あとで証拠となるように念のために書いておく書面のことです。
今後は浮気をしないという約束や、思いとどまらせる効果を期待して、浮気をした側が書かされる場合があります。
過去の浮気で残してた誓約書…効力は?
誓約書の内容はどのようなものでしょうか?
例えば、『これから先は、○○(配偶者)を裏切り、不倫をしません。もしまた不倫をしたら、50万円を払います』といった内容だとします。
最初の「不倫をしません」ということに対しては法的にあまり意味がないのです。
というのもそもそも、肉体関係のある不倫、つまり配偶者の不貞行為は離婚理由になるからです。
誓約書は法的にうんぬんというよりは、「浮気をしない」という心理的なプレッシャーの面が大きいといえます。
一方「50万円を払う」という文言については、法的に意味のあることでもあります。
不貞行為が法的に認められれば、誓約書を書かずとも慰謝料を払うことになるからです。
ですので、もし誓約書で金額がはっきり書いてない場合は、さまざまな事情をくんだうえで、裁判所がきめることになります。
しかし、最初から誓約書に金額が書いてあれば、その金額を請求することができるのです。
法的には、損害賠償額の予定といいます。
あまりに常識はずれな内容は無効となる場合も
ただ、いくら誓約書に書いてあるからといって、支払えそうにもない金額、とんでもない無理な金額が書かれていた場合は無効となることが多いでしょう。
浮気した側の収入、浮気をしていた期間、その他結婚生活などから考えて、妥当な金額でなければ浮気された側も請求することは難しいからです。
ついに離婚を切りだしてきた!相手の落ち度を探して反撃
浮気がバレて、離婚を切りだされてしまったら。あなたも離婚に同意すれば、離婚は成立してしまいます。
最終的に離婚に応じるのか?それとも条件次第で応じるのか?それとも、絶対に離婚したくないのか。
それ次第で、今後の策も変わってきます。まず離婚をしたくない場合ですが、浮気は疑われていたとしても、肉体関係があったというけっていてきな証拠はありますか?
もし、そこまでけっていてきな証拠がないとき、またはいい逃れができそうなときは、シラをきって切り抜けるのも手です。しかし、あなたは浮気の常習者。
パートナーもあの手この手で証拠をつかもうとしてきますから、絶対にばれないという方のみにおすすめの方法です。
証拠はないけれど、うそもつけない。。という場合は、思い切って認めましょう。
誠心誠意あやまれば許してくれる可能性もまだのこされています。
いろいろと面倒だから、もう離婚してしまいたいという場合は、冷静になり、どうしたら少しでも有利に離婚できるのか、策をねる必要があります。
夫婦のどちらかが離婚届をかき、もう一方の同意もなしに離婚届を提出しても、不備さえなければ受理されてしまいます。
夫婦の場合、かってにハンコを持ちだすこともたやすいですから、離婚届をかってに書くことはありえます。
そういった場合に備えてだすのが離婚届不受理申出書です。
離婚届不受理申出書とは、役所にたいし「妻(夫)からの離婚届をうけつけないでほしい」とあらかじめ申し入れる書類のこと。
「自分はまだ離婚に同意していない」というあかしにもなります。
最終的に離婚するかどうかはおいておいて、パートナーが勝手に離婚届をださないう、離婚届不受理申出書をかいておくことを考えてもいいでしょう。
こちらもぬかりのない証拠集めが大切!
浮気を疑われて離婚を切り出され、自分が悪いというじかくはあります。
でも、本当に自分だけが悪いのでしょうか。
相手の側に、真に離婚したい理由が隠されているかもしれません。
例えば、浮気ざんまいのあなたに見切りをつけて、自分の不貞行為をはたらいていたとか。。
あくまでたとえではありますが、法律のうえで離婚が認められる5つの理由の中にあてはまる別の理由はありませんか?
●不貞行為
●悪意の遺棄
●精神病で回復が認められない
●その他婚姻を継続しがたい理由
など心当たりがある場合は、その理由がみとめられるよう、証拠集めをはじめていきましょう。
”寂しかったから”で浮気を正当化
子どもができ、子どもにかかりっきりなること、またホルモンの関係からも産後はセックスを拒否する女性が多いといいます。
さらに授乳するところなど、母性に目覚めた女性の姿をみて、「女を感じることができない」という男性が多いのも事実です。
なんとも身勝手な理由におもえますが、生活において男女がすれ違うと、他の異性にひかれてしまうタイプの人もいます。
「さびしかったから、つい」と浮気を正当化するわけです。
セックスレスの定義
このすれ違いで性生活がなくなったことを明らかにできれば、セックスレス状態にあったと認めてもらうこともできるかもしれません。
一般的にセックスレスとは、病気など特別な事情がないのに、1カ月以上性交渉がないカップルをいいます(日本性科学会の定義)。
夫婦それぞれで事情は異なりますが、どちらかがセックスをしたいと望んでいるのに、もう一方が拒否している状態をさします。
とはいえ、セックスレス状態にあったからといって、不貞行為をはたらいていいわけではありません。
ただ、そもそも夫婦がうまくいっていなかった、夫婦関係が破綻していたと判断されればすこし話は変わってきます。ケースバイケースではありますが、慰謝料を払わなくていい、もしくは減額できる可能性はでてくるかもしれません。
参考ページ【弁護士が答える】くりかえす浮気に妻がキレた!離婚の可能性はどれくらい?千葉県在住でサービス業39歳男性の場合
自分の浮気が原因の離婚でも親権要求はできる?
お子さんがいる夫婦のケースでは、離婚のときの親権でもめることが多くあります。
まして、片方の浮気が原因で離婚となると、相手のほうも「子どもの親権だけは絶対 にてばなすものか!」とかたくなになることが予想されます。
不倫をして離婚することになったら、母親、父親とも親権をとるのをあきらめなければならないのでしょうか。
不倫しても親権取得は可能!工夫と準備をしっかりしましょう
親権の考えたかとして、いちばん優先されるべきは子どもの利益です。
離婚に際してどちらが悪かったかということは関係なく、
●父母の監督
●保護の能力
●これまでの居住環境のほか
●経済的・教育環境
●子どもに対する愛情
などをトータルで判断します。
また、これまでどう子どもとかかわってたかも重視されます。
子どもが15歳以上の場合は、子ども本人の意思も尊重されますが、子どもが乳幼児の場合は、母親が親権を取るケースが多いです。
不貞行為をしたから親権が取るのが難しくなるということはないものの、不貞をした相手と子どもを連れまわしたり、不倫に夢中になって子どもをないがしろにするといった状況がわかれば、当然親権者にはふさわしくないという判断もありえます。
親権をあきらめたくないなら、子どもを第一に考え、行動をつつしみましょう。
重要なのは『監護状況』と日ごろのコミュニケーション
離婚後、子どもがどのように監護されていくのか、子どもと接する時間や協力する親族がいるかどうか、居住環境、生活・教育環境などの監護状況が親権においては重要視されます。
また、親権者になりたい動機や今後の子どもへのかかわり方、意欲なども判断基準となります。
あなたは、日頃から育児にかかわっていましたか。
特に父親の場合、母親にくらべて子どもと接する機会は少ないですね。
少ない時間の中でも、子どもとたくさん遊ぶ、子どもに関心をむけること、日ごろのコミュニケーションが重要になってきます。
子どもと積極てきにかかわることで、子ども自身があなたと暮らしたいと思うことでしょう。
特に15歳以上の子どもであれば、子どもの意思が親権者に大きな影響をもたらします。
家裁が重要視する”子どもの福祉”あなたは考えたことがありますか?
離婚が決まると、住むところもかわります。
親権者が家を出たり別の場所で暮らすばあい、子どもにとっても大きな環境の変化が起こります。
学校が変わったり、友達と離れたり、子どもにとって大きなストレスがかかることになるでしょう。
このような結果になって、子どもは幸せだといえるでしょうか?
離婚をするだけで、子どもの福祉、つまり健やかな成長に影響は与えてしまっています。
親権を取ることを望むのは当然ですが、どうすればより子どもにとっていい環境なのか、親の都合は少しわきにおいて、さいど考えてみてください。
相手が弁護士をつけていたらひとりで戦うのはやめましょう
最後に、自分が不倫をして離婚を求められている状況というのは、とても困難なケースであることをお伝えしておきます。
もちろん離婚を認められることもありますが、圧倒的に不利であり、話しあいもこじれる確率が高いです。
そのうえ、相手がプロである弁護士を依頼していたら、いつボロを出さないとは限りません。
無理をせずに、専門家のアドバイスをあおぐべきです。
直接弁護士に依頼するのが気が重い方。
離婚相談サポートに相談してみてください。
これからどうしたらいいのか?
離婚に向けてのガイド的やくわりをしてくれます。
お金もかからないので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
📋 この記事の参考情報・一次ソース
※本記事は公開情報をもとに作成しています。個別の事案については弁護士等の専門家にご相談ください。
被害者側(配偶者)の対応については別記事で
配偶者が今後どのような行動を取るか(証拠収集・慰謝料請求・離婚調停の申立て等)については、以下の記事をご参照ください。
→ 浮気の証拠を手に入れた後にすること|慰謝料・誓約書・離婚の進め方(被害者側向け)
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本記事は2026年5月現在の法律に基づいています。
共同親権制度(2026年4月施行)等の重要改正については、
最新の法律情報をご確認ください。
この記事を書いた人
narita
【基本情報】 narita(なりた)|38歳・男性・千葉県在住 離婚経験: 2020年 協議離婚|婚姻期間: 4年|子どもの有無: なし 主な離婚理由: 自身の不貞行為(有責配偶者) 【プロフィール】 2020年、自分の浮気が妻にバレてスピード離婚した。有責配偶者だったため、慰謝料を払う立場は明白だった。妻側の弁護士から「200万円」を提示されたとき、「これが相場なのか」と思い込み、そのまま応じた。 後から調べると、婚姻期間4年・子どもなし・立証された不貞行為1回の場合、50〜100万円程度が相場だと知った。3ヶ月間の交渉と100万円超が、まともな知識があれば防げた損失だった。 「有責配偶者でも知識があれば守れるものがある」。それを伝えたくて、浮気・慰謝料の記事を書き続けている。 【担当ジャンル】 浮気・不貞行為の慰謝料(支払う側・請求される側の両視点)/離婚回避・夫婦関係修復/有責配偶者の離婚条件・交渉術 この著者が担当する理由: 有責配偶者として慰謝料交渉を経験したことで、「相手の弁護士がどう動くか」「どこで折り合いがつくか」を実感として持っている。「自分が悪い側」の視点から書けるライターは少なく、差別化できるポイント。 【情報収集・執筆プロセス】 1. 裁判所公開の離婚調停・慰謝料に関する司法統計を確認 2. 不貞慰謝料の判例(最高裁・東京地裁等)を法律データベースで確認 3. 「相場」として記載する金額は、複数判例から導いた中央値を使用 4. 法改正(特に2026年4月民法改正)の影響を確認済み 慰謝料は「ケースによって数十万円の差が出る」ため、記事内に必ず「あくまで目安」と注記し、弁護士相談を促す文を配置。


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