セックスレスで離婚をするためにやるべきことは?証拠は必要?離婚に同意してくれない場合や気になる慰謝料のことも
夫と出会った頃のときめきはもう一切なくなった。
どれだけ私が求めても返ってくる言葉は「眠いから」「仕事で疲れてるから」の一言だけ……。
寝室は別々。夫は私を避けているきがする。
家庭内別居状態になり寂しくひとりですごす日々。。
こんなにつまらない毎日を過ごすのはもう耐えられない。
私自身が楽しんでいないと子供にも幸せを与えてあげられない!
だから決めた!
女として見てくれない夫とは別れて新しい男をみつけて、毎日を笑顔で過ごしたい!
このようにセックスレスが原因で離婚を考え、新しい人生をスタートしたいと思っている方は意外と多いのではないでしょうか?
実はセックスレスは日本ではとても多くの人が抱えている問題なんです。
日本家族計画協会が2016年に実施した「男女の生活と意識に関する調査」
- 30代
- 28%
- 40代
- 35%
- 50代
- 45%
という数字が出ています。
どちらかがセックスを拒んでいるとしても、したいのにできない人は沢山いるんです。
セックスレスの夫婦の場合、浮気をしなければ一生セックスをすることができないというのはヒドすぎますよね。
ちょっと話はずれましたが、ここで問題なのはセックスレスが原因で離婚ができるものなのかです。
ちょっとしたポイントと手順さえおさえておけば、セックスレスが離婚の理由であっても、慰謝料や養育費を好条件で獲得することができるんです。
そうすれば今あなたが抱えている不安なんてなくなりませんか?
ここでは、損をせず確実に離婚するために必要な知識と情報を掲載しています。
新しい人生の第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
いますぐ、あなたの味方【離婚相談サポート】へ相談したい方はこちら
このページの目次
セックスレスってどこから認められるの?
そもそも、セックスレスってどういう状態のことをいうのでしょう。
セックスについてまじめに考えている組織『日本性科学会』によると、
「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1カ月以上ないこと」だそう。
そうはいっても、これはあくまで目安です。
夫婦のどちらともが「別にセックスしたくない」と思っていれば、それはセックスレスとはいえません。
逆に、どちらかが「セックスをしたい」と強くのぞんでいても、それをもう片方が受けいれてくれない時間が長くつづくとき。
これは離婚につながる「セックスレス」状態といえるでしょう。
前戯しかしてくれない。これはセックスしてることになるの?
セックスの意味やそのとらえかたは、人によって大きく異なり、とってもデリケートな問題なんですね。
先ほどおお話した、『日本性科学会』でも、「セックス」の内容について細かくふれてはいません。
そのかわりに「性交あるいはセクシュアル・コンタクト」と書いています。
セクシュアル・コンタクトとは性的なスキンシップのこと。
最後まで、つまり挿入にかぎらず、手や口、体のふれあいも含まれるということです。
だから丁寧な前戯に愛を感じ、満たされていればそれは「セックスレス」とはいえないのです。
ところが、どんなに懸命に前戯をしてくれたとしても、最後までいかないことに妻のほうが不満を感じていたとします。
「また前戯だけ?」と思うようなら、それはセックスレスになるわけです。
2週間セックスしてない。セックスレスになる?
セックスをしていない期間についても同じことがいえます。
たとえば結婚前は会うたびにセックスをしていて、お互いにもとめあっていたのに、結婚したら2週間もセックスしていない。。
そんな夫婦なら、どちらかが不満をかんじることになるかもしれません。
いっぽう、なかなか毎日はセックスできないけれど、2週間ぶりにセックスする場合は、濃厚に体を重ね、もとめあう。
お互いに満足しているというのなら、それはセックスレスとはいいきれません。
夫婦ふたりがセックスで満たされているのかどうかが、セックスレスにおいては重要になってくるのです。
参考ページ:【弁護士が答える】セックスレスで離婚はできる?専門家の貴重な意見も!愛知県在住で会社員35歳女性の場合
セックスレスが原因で別居を考えている方が知っておくべき知識とは?
毎晩毎晩、セックスについて悩む毎日。
相手からはけっして誘ってもらえないし、自分から求めては断られ続ける。
これ以上はもうはずかしいだけ。。
セックスを拒まれることで、自分に愛情があるのかどうかももうわからなくなってしまった…そんな思いに苦しんでいる方。
そこまで思いつめているのなら、一度別居してみることをおすすめします。
セックスに関する悩みから離れ、ストレスからも解消されます。
冷静になって、今後の夫婦の関係をみつめなおす、いい機会ができたと考えましょう。
お金の心配は不要?夫から生活費をもらうことができる
別居をするにあたって、まず心配なのはお金のこと。
「そんな簡単に別居というけれど、どうやって生活していけばいいの?経済的にも不安があるし。。」ともんもんとしなくても大丈夫です。
夫婦には、おたがいの生活が同じくらいのレベルになるよう助けあう、生活保持義務、というのがあります。
結婚を続け、ともに生活するために必要になるお金を婚姻費用といいます。
このお金は、夫婦それぞれで負担するものです。
夫婦それぞれ働いている場合は分担することになります。
育児や家事に専念するため、働いていないときには、夫側がすべて負担することになります。
ですから、専業主婦の方は別居した場合は夫が生活費を負担することになります。
でも、ちゃんと払ってくれるか不安ですよね。そんな時は、離婚相談サポートに相談してみましょう。
離婚相談サポートの最初の相談相手は、弁護士ではありません。
これからどうしたらいいのか?解決方法をアドバイスしてくれるあなたのサポーターといったところです。
別居をすると離婚が認められやすくなる
別居することでやはり相手への愛にきづき、やり直したいと感じるかもしれません。
しかし、お互い、すごく楽になって離婚をリアルに考えるようになる場合もあります。
夫婦は基本的に、一緒に住んで助けあう関係だとされています。
あまり別居の期間が長くなると、夫婦としての役割を果たしていないとみなされてしまいます。
離婚裁判において、夫婦関係の破綻が認められ、離婚が成立してしまうことにもなりかねません。
ですので、もし復縁したい気持ちが出てくるようなら、早めに自宅へ戻るなり対処した方が良いですね。
別居中に浮気されたら慰謝料請求できる?
まず浮気ですが、これは肉体関係があるかどうかが大きなポイントです。
肉体関係をきちんと証明できてはじめて、法的な浮気、不貞とみなされるからです。
浮気が証明されていたとしても、夫婦の関係がなりたっていない、つまり破綻しているとみなされた場合は、慰謝料を請求することがむずかしくなります。
夫婦の関係がうまくいっているかどうかの判断材料になるのが、やはり「別居」の長さです。
あまりに長い別居は、夫婦がうまくいっていない、わかりやすい理由となってしまうのです。
「セックスレスで悩み、お互いが冷静に前向きになるための別居である」ということを証明する必要があります。
別居前からの浮気していたと証明できる場合は、慰謝料を請求することができます。
このままは嫌!セックスレスを理由に離婚ができるときはこんなとき!
愛しあって結婚したのに、その愛情を確かめること、セックスができない。
なんのために、結婚生活を続けているんだろうと納得できない思いが生まれるのもしかたのないことです。
もしかしたら、別のパートナーなら、こんな思いをしなくてもいいのかもしれませんよね。
性的にあわない相手と暮らすことはおたがいにとって不幸なこと。
ですから、セックスレスが離婚原因となってもおかしくはないのです。
ただし、デリケートな部分が多いセックスの問題だけに、より慎重にことを運ぶ必要があります。
お互いの合意があれば問題なし!
協議離婚の場合は、お互いに納得していれば、離婚はすんなり成立することがほとんどです。
その理由がセックスレスであったとしても、合意があれば問題ありません。
また合意のもと、慰謝料の額を決めることもできます。
ただ協議離婚の場合、相手が慰謝料を支払わないこともありえます。
そうなっても、慰謝料を請求する法的な強制力はありません。
公正証書など、法的に証拠となる書類をつくっておく必要がでてきます。
参考:法務省『公正証書」
婚姻期間が長く、セックスもしていない
協議離婚ではなく、調停や裁判になる場合は、裁判所に「セックスレス」が法律のうえで離婚するだけの理由であると認められなければなりません。
そのため、セックスレスによって、結婚(婚姻)生活をつづけることができなくなり、夫婦関係が破綻したということをあきらかにする必要があるのです。
ケースバイケースではありますが、婚姻期間が長く、セックスレスの期間が長ければ長いほど、離婚は認められやすいとされています。
病気でセックスができない場合など、例外はありますが、だいたい1年以上、レスの期間が続いている場合、認められることが多いようです。
セックスレス中に夫が他の女とセックスした
夫婦の間ではセックスがないのに、別の相手とはセックスしていた!
聞いただけで、腹が立ってくるようなケースですね。
この場合はもちろん、離婚することができます。
この場合、セックスレスにいたる原因、それが浮気であることが認められますから、当然のごとく、慰謝料を請求することもできます。
別れるだけじゃ納得できない!セックスレスで養育費、慰謝料はもらえるの?
セックスレスによって夫婦関係がこわれていることをきちんと証明することができれば、慰謝料の請求は可能です。
慰謝料の金額は、相手の行為によって、自分がどれだけ精神的・肉体的に傷つき、被害をこうむったかによって変わってきます。
自分がいかにダメージを受けたのかを、わかってもらうための具体的な証拠をそろえなくてはなりません。
お子さんがいる場合は、もちろん、養育費も請求できます。
【参考】 裁判所:研究報告の概要及び改定標準算定表(令和元年版)
養育費の不払いを防ごう!離婚公正証書を残しておこう
離婚の理由がなんであれ、親の事情で、お子さんに不自由な思いをさせるのは避けたいものです。
そのために養育費をとりきめるわけですが、離婚後に養育費が未払いになるケースも少なくありません。
そこで、裁判でも証拠能力が高いとみなされる、公正証書に養育費に関する内容を残しておくようにします。
公正証書は公証人と呼ばれる国の決めた役人が作成する文書ですから、有力な証拠として提出できます。
また、「養育費の支払いが不払いになった場合、強制執行をしてもよい」という文言をいれておけば、万が一の場合は強制執行、つまり差し押さえもできるのです。
しっかり文書化して、残しておきましょう。
養育費のことは、無料相談の養育費安心サポートに相談してみてください。
離婚直前、離婚協議中でも、保証プランで住まい、仕事などサポートしてくれるサービスがあります。
他にも、実質無料で最低でも12回分の養育費を保証してくれます。
不払いとなっている養育費を立て替えてくれるサービスもあります。
養育費を払ってもらえるか心配な方は「養育費安心サポート」へ相談してみることをオススメします。
できるだけ高額の慰謝料をもらうためには
セックスレスによる慰謝料の相場は、だいたい100万円ほどだとされています。
とくに個々の事情が複雑なセックスレスによる離婚の場合、夫婦の状況によってもその額はかわってきます。
おおよそ、数十万円〜200万円くらいの間に落ち着くことが多いようですね。
なかなかわかってもらいづらい夫婦生活の悩み。
それでも離婚にいたるまでには、ほんとうに苦しかったはずです。
少しでも苦しみをいやすための慰謝料ですから、高いほうがいいにきまっています。
結婚期間が長いのにセックスレスも長い場合、子どもの人数が多い、結婚してからセックスが皆無の場合、不貞による場合などは慰謝料が高額になる傾向にあるようです。
そのほか、セックスレスによる実害を証明できるもの、次のような証拠があるとなお有利だとされています。
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- 「セックスレスになるプロセス、流れがわかる日記のようなもの(セックスレス前の状況がわかればなお◎)
- 「夫婦の生活のタイムスケジュールがわかるメモ(時間があるのにセックスに応じていない証拠となるから)
- 「セックスレス問題を解決しようと提案した内容がわかる話し合いメールなどのやりとり
夫婦関係が破綻?セックスレスで離婚するための手順と大切な心得
セックスレスであることは、ある意味で夫婦の関係がこわれているあかしだといえます。
ただ、ほんとうに修復は不可能なのでしょうか?
離婚をする前にもう一度、2人の時間をつくってみましょう。
もう一度、コミュニケーションがとれる時間をつくり、話しあってみて、夫婦としてふれあいの機会をもってみませんか。
自分の意見をぶつけ、相手の意見を聞くことです。
それでもやっぱり改善がむずかしい、もうこの人とはやっていけないとわかったら、離婚へ向けてかじをきりましょう。
不満を相手にぶつけて相手と話し合い
自分がどうしてほしかったのか、何を望んでいたのかを伝えるまえに、相手の気持ちをよく聞くことに徹しましょう。
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- 「相手の仕事のこと、忙しさゆえのセックスレスでは?
- 「実はいいだせなかった性癖、セックスの好みがあるのでは?
- 「ほんとうに、もう愛情をたしかめるすべはないのか?
などなど、もしかしたらやり直せる部分もあるかもしれないからです。
話をきいたうえで、自分の思いのたけをぶつけてみましょう。
離婚することが決定的になっても、お互いにすっきりすることができ、慰謝料や今後について、前向きな話し合いができるかもしれません。
話を聞いてもらちがあかないとわかったら、少しでも有利に離婚できるよう、考え方を切りかえていきましょう。
相手にプレッシャーを与えよう!内容証明郵便の送付
別居状態がつづいているばあい、「離婚したい」という気持ちを表明するのに、内容証明郵便をおくるのも効果があります。
内容正面郵便とは、『いつ・誰が・誰に・どんな内容の文面をおくったのか』ということを、郵便局が証明してくれるものです。
法的な拘束力こそありませんが、送った相手に「このままにしておくと、アクションをおこされてしまう」という心理的な圧力をあたえることができます。
また、話しあいをしても、慰謝料を支払ってもらえそうにないときにも、内容証明郵便で慰謝料を請求するという方法が使えます。
離婚調停で決着をつけよう
話しあいで決着がつかないときには、家庭裁判所に調停の申し立てをしましょう。
調停離婚は第三者である調停委員が中立・公正のたちばで間に入ってくれることで、冷静に話しあいができるメリットがあります。
調停が成立したら、調停調書がつくられます。
これは法的な効力があり、調停で決まったことを守る義務が発生します。
約束どおりに慰謝料を払ってくれなかった場合でも、強制的に支払わせることができるものです。
専門家をつけて万全の状態で離婚裁判に臨もう!
離婚調停で話がまとまらなかったときには、離婚裁判をおこすことになります。
しかしセックスレスで離婚を考えているとしたら、まずはその証明がかかせません。
くりかえしになりますが、セックスの問題はとてもデリケートで個人差があるもの。
またおおやけに話すことがはばかられる、ごくごくプライベートな問題でもあります。
それを裁判とはいえ、皆の前であきらかにすることに、抵抗がある方もすくなくないと思います。
またどんな場合がセックスレスになるのかの判断は、素人にはとてもむずかしいのです。
それを証拠として提出するのはさらに困難をきわめます。
あなたに不利な状況にならないためにも、裁判離婚の場合にはプロに相談してから、裁判に臨むことをおすすめします。
プロに相談と言っても誰に相談したらいいのかわからないと思います。
性に関することは人に話しにくいですよね。
離婚相談サポートは24時間受付のメール受付をしています。
人の目を気にせずなんでも気軽に相談できます。
不安な方はまず、離婚相談サポートに相談してみることをおすすめします。
この記事を書いた人
furuta
【30歳、女性、千葉在住】 イケメン好きがこうじて細身のイケメンと結婚するも、価値観の違いにより破局。 自分の趣味や好きな芸能人をことあるごとにけなし、「俺のがいいじゃんw」と口出ししてくるクソ夫から慰謝料をぶん取る気持ちで離婚にのぞむも撃沈。 自分があの時どうしていたら、慰謝料を勝ち取れていたのかが知りたくて本企画に参加。 結婚によるストレスのあまり、ワラ人形に釘を打とうか悩んでいる既婚者を救いたいです。
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