ダメ夫に親権はわたさない!親権取得を確実にするには?離婚後の生活に重要な財産分与や養育費の決め方!

私の妊娠中に不倫をくりかえしていたクズ夫!

一度は子どものためにもガマンしようとかんがえたけど、一緒にいるだけでももう限界。

いざ離婚の話しをきりだしたら「親権はオレがもらう」といいだす始末…

あんな夫に私のだいじな子どもはぜったいゆずらない!

でも、離婚後の生活をかんがえると、お金のことや子育てのことで不安な気持ちでいっぱいになる…

親権を勝ちとるのはとうぜんだけど、離婚後のあたらしい生活を子どもと無事にスタートさせたい。


夫との離婚を決意し、はなしを進めるなかで、親権や離婚後のあらたな生活のことで、安を感じてしまう方がおおいのではないでしょうか。

親権を確実に勝ちとるには、やはり子どもの養育環境がしっかり確保されているかが重要なポイントとなります。

また、離婚後の生活をスムーズにスタートさせるためにも、生活費や教育費などのお金の問題や、戸籍や面会のことなどをきっちりとり決め、新たな生活を子どもと一緒に笑顔でスタートさせましょう。

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このページの目次

あんなクズ夫に子どもは任せられない!親権と監護権の違いについて

女にうつつをぬかして、家庭をかえりみなかった夫。

気が向いたときだけやさしい父親を演じていたけれど、そもそも子どもにはなにもしてくれていないのと同じ。

それなのに、親権をほしがるなんて。。

家にすら帰ってこない人が、子どもの面倒をみられるわけがない!

母親である私が愛情を持って育てるから、親権をわたすもんか!

感情的になるのは当たり前のことですが、冷静になって、子どもの『おかあさん』としてかしこく立ちまわるようにつとめましょう。

そもそも親権には2つの種類がある

親権とは、未成年の子どもを養育、監護することまた子どもの財産をかんりする権利のことです。

法律のなかでは、

  • 子どもを養育を意味する監護権(身上監護権)
  • 子どもの財産を管理する財産管理権

この2つにわけられています。

多くの場合は、この2つの権利をゆうする『親権』を夫婦のどちらかが持つことになりますが、

監護権と財産管理権をべつべつに持つケースもあります。

親権と監護権のちがいを理解しよう

2つの権利を少しくわしくみてみましょう。

子どもの財産を管理したり、売買契約などの代理人となるなど、

子どもの財産を広くかんりする権利を持つのが財産管理権です。

一方、子どもの身の回りの世話をし、しつけをするなど生活をともにして

面倒をみていくのが監護権ということになります。

つまり、この2つの権利をまとめて『親権』とよぶのであって、

監護権は親権の一部だということになりますね。

親権の判断基準とは?ポイントを押さえて親権獲得!

基本的には夫婦の話しあいで決められる親権ですが、決着がつかないこともしばしばあります。

夫婦がたがいにゆずらず、夫側が「自分が親権を持てば、お金の心配はさせない!」といえば、

「子どもには母親が必要。帰ってくる時間が遅く、子どもにさみしい思いをさせる!」と妻側が主張。

なかなか折りあいがつきません。

どちらもまちがった主張ではなさそうですが、法律が親権をきめるときの判断のポイントはどういったところにあるのでしょうか。

子どもへの愛情は大事な条件

実はもっとも重視されるのは、子どもが幸せにくらせるか、ということなのです。

親権は親が子どもを育てる権利であると同時に、子どもを保護し、

未来にわたってすこやかに育てていく義務でもあります。

離婚し、子どもと生活するうえでたくさんの壁が出てくるでしょう。

それでも子どもを愛していれば、大切に思う気持ちがつよければ乗りこえていけるはずです。

子どもに愛情を持って接し、子どもから信頼されているかどうか、

子どもに適した環境で育児に時間をさいていけるかということはまず第一にとわれる点でしょう。

心と体が健康であること

親権者が体だけでなく、心も健康であるかどうかというところもポイントになってきます。

子育ては体力勝負です。健康な体を持っていないととても対応できません。

また、日々元気に働き、収入を得られるようでなければ、経済面においても、

今後の生活に影をおとしかねません。

それは心も同様です。心を病み、親自身がきちんと日常生活をおくれないようでは、

子どもにとっていい環境とはいえません。

今までとこれからの子供の家庭環境!

離婚をし、子どもをやしなっていくためにはたくさん働かなくてはなりません。

仕事をふやし、残業もおおくなった結果、長い間子どもだけで留守番しているような状況は、

このましいとはいえません。

父母どちらかの実家で面倒を見てもらうことができるなど、

親以外の大人が子育てに協力してくれる場合は、プラスに判断されることが多いでしょう。

むずかしいことかもしれませんが、例えば定時かえれる仕事に転職し、子どもといる時間をふやすなど。

子どもとかかわる時間をおおくもつことができるというのも◎です。

子どもの事情も考える

離婚によって、夫婦のどちらかが家を出る場合や引越しをする場合、

ついていく子どもの環境は大きく変わることになります。

学校を転校しなければならない、友達とはなればなれになる。。

ということは、子どもにとっても大きなストレスです。

子どもの環境を変えなくてすむなら、それにこしたことはありません。

また15歳以上の子どもであれば、自分で父母どちらについていくのか選ぶことができます。

子どもの判断がゆうせんされ、子どもが望んだほうが親権者となります。

やっぱりお金は大事な問題!取れるお金はきっちり請求

夫婦として暮らしたじかんの愛情もあるけれど、うらぎりによる憎しみもある相手。

そんな夫だけれど、やはり子どもの父親でもあるのだから、親としての責任は果たしてもらいたいものです。

シングル家庭となったばかりか、経済的にもいきづまり

子どもにダブルのつらいおもいをさせることになったら、

なんのために離婚したのか後悔することにもなりかねません。

これからの生活を考えたら、お金はあればあるほどいいはずです。

感情的にならず、どうすれば損をしないで必要なお金を請求できるのか、策をねっていきましょう。

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子どもの養育費をしっかり確保

養育費とは、未成年の子どもが成長するために必要なお金のことです。

子どもの衣食住のための費用や医療費や最低限の娯楽費などで、

子どもの親権者となった側が、請求することのできるお金です。

子どもが成人するまで、社会的に自立できるようになるまで支払われることが原則です。

ただ大学生の場合、年齢的には成人していても経済的に自立しているとはいえないぶぶんもあります。

そういった細かい内容についても、話しあってきめておかなければなりません。

離婚前の生活水準を基準に、そのときと同じくらいの生活レベルでくらせるだけのお金を請求することができます。

具体的な金額については家庭裁判所の『養育費算定表』がベースとなっています。

『養育費算定表』http://www.courts.go.jp/tokyo-f/vcms_lf/santeihyo.pdf

養育費算定表は、子どもの人数や年齢ごとに異なった内容となっています。

加えて、この表の額は参考にすぎず、それぞれの背景や事情によって金額は変わってきます。

おおよその目安にはなりますが、ケースバイケースということです。

話しあった内容は、公正証書として残しておきましょう。

公正証書は法務大臣に認定された公証人が作成する文書であり、

信用性が高いものですから、裁判になったときの証拠にもなります。

文書をつくるときは、強制執行認諾文言についてもふれておきましょう。

強制執行認諾文言とは、きめておいたことが守られなかった場合に、

さしおさえなどの強制執行をしてもかまわないですよ、という約束のひとことです。

また、仮に養育費の未払いがあったときにも、強制執行認諾文言を残しておくことで、

預金や給料の差し押さえが可能です。

きちんとした手続きをふんで、お子さんのためにも、養育費の確保につとめてください。

自分でどうしたらいいのか分からない。

途中で支払いが止まってしまっている、などの相談は養育費安心サポートをおすすめします。

養育費安心サポートは、実質無料・自身の持ち出しなしで、専門家が養育費を回収してくれたり、最低でも12回分は養育費確保してくれるプランもあります。

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損をしない!財産分与のまとめ

結婚している間、夫婦の協力でえることができた財産をわけ、清算するのが財産分与です。

その割合はだいたいの場合は2分の1ずつです。不倫など相手が悪いときでも、財産分与は行われます。

財産とみなされるものは、

  • お金
  • 不動産
  • 有価証券
  • 家財道具

ほかに退職金や年金など、さらには結婚生活に関係していることでの借金、マイナスのものも含まれます。

このように、夫婦の財産をそれぞれ、こじんのものとしてわけるのが一般的な財産分与の考え方です。

これを生産的財産分与といいます。

また、ずっと専業主婦だった妻の場合、すぐに仕事はみつからないでしょうし、

病気などではたらけないこともあります。相手が離婚後に生活にこまったばあい、

財産分与で生活を経済的にサポートするという面もあります。これが扶養的財産分与です。

ほかに慰謝料のかわりとして、財産分与するケースもあります。

財産分与といういいかたはしますが、ほぼ慰謝料としての意味をもつ慰謝料的財産分与です。

慰謝料だってしっかり請求

そもそも、夫が不倫して夫婦関係は破綻したのだから、慰謝料も請求しましょう。

不倫による不貞行為をあきらかにし、慰謝料を請求するためには

確実に肉体関係があったという証拠をつかまなくてはなりません。

そのうえで、夫が不倫したことにより大きな精神的苦痛を受けた、

子どもとの今後生活の大変さなどを主張するのです。

眠れなくなった、食べられなくなったという具体的な症状をうったえ、

医療機関にかかった診断結果などをわかるようにしておくとなおいいですね。

実際の苦痛をできる限り証明できれば、より多くの慰謝料をえることができるかもしれません。

【弁護士が答える】妊娠中に夫が浮気!有利に離婚して親権を取るには?兵庫県在住で会社員36歳女性の場合

離婚後の生活にむけてやるべき3つのこと

離婚をするのには大変なエネルギーがいります。

より有利に離婚をすすめるためにやる手続きは複雑なもの多く、疲れてしまいます。

しかし、いざ離婚が決まると、どう動けばいいのか何をすべきなのかがわからず、

パニックになってしまうことも。

お子さんのためにも、離婚が成立するまえに離婚後にやるべきことをピックアップしておきましょう。

子どもとの面会をとり決める

離婚して、別々に暮らすことになっても、父親にはちがいありません。

またあなたにとっては最低の男でも、お子さんにとっては別です。

離婚したあと、子どもと一緒に暮らしていない方の親が子どもと会ったり、電話で話したり、

手紙を交換したりするなど、子どもとコミュニケーションをとる権利が親にも、子にもあります。

これを面会交流権というのですが、きちんとしたルールをつくっておいたほうがいいのはいうまでもありません。

参考:法務省 面会交流

とり決める内容の例は、つぎのようなものになります。

  • 会う回数や面会の時間(月1回など)
  • 面会場所や受け渡し方法
  • 子どもと離れている親と2人だけでなく、誰かがつきそうのか
  • 面会中の連絡のとりかた
  • 面会を断る場合(子どもの病気など)
  • そのほか(学校行事の参加や費用面など)

子どもが嫌がっているような場合や虐待がみとめられるときには、面会交流はおこなわれません。

また、夫婦の話しあいでまとまらない場合は、家庭裁判所で面会交流調停を行うという方法もあります。

【参考】政府広報オンライン:お子さんの将来のために よく話し合って決めておきましょう「養育費」と「面会交流」

子どもの戸籍、苗字のことを考える

「これ以上、あの浮気夫とはかかわりあいになりたくない。だから夫の名字からかいほうされたい!」と

思うのも無理のないことです。お子さんもあなたの側の旧姓に戻すことで、

親子ともども新しいスタートが切れるようなきがします。

離婚すると夫婦の戸籍は別になり、名字も旧姓に戻ることをえらべます。

しかし子どもは父親と同じ名字のままなので、あなたとは名字はちがってしまいます。

これはいろいろな面において、めんどうなことです。そこで、自分とおなじ戸籍に入れたい場合は、

家庭裁判所に子どもの名前の変更許可を申したてなければなりません。

参考:子の氏の変更許可

子どもがまだ乳児の頃だと名前が変わってももんだいはありませんが、

ものごころつく年齢の子どもにとっては、あまりうれしいことではありません。

子どもの心のケアにも注意しておかなくてはなりません。

子どもとの生活環境を確保する

覚悟して離婚を決めたのですから、お子さんのために離婚後の生活環境をととのえていく必要があります。

  • 生計はどうする?

たとえ慰謝料や養育費をきちんともらえたとしても、子育てにはお金がかかります。

そのお金はいざというときに使うものと考え、自分で生計をたてられるようにつとめていきましょう。

はやめはやめの求職活動や復職を視野にいれておきます。

  • 公的な制度の活用

シングルマザーを対象にした職業訓練でスキルを身につけたり、仕事を紹介してくれる公的機関もあります。

そういったサポートをうけるのもいいでしょう。【参考:男女共同参画局

  • 実家へのお願い

これから子どもの送迎や費用面でも助けてもらうかもしれません。協力をとりつけておきましょう。

そのほか、子どもの幼稚園やこども園、学校への手続きなどもすませたり、

先生にフォローをおねがいしておくのも、お子さんの生活環境をよりよくするためにかかせません。

子どもの面会交流や、養育費の問題で話しがこじれそうなら

夫婦がこわれても、親と子の関係がきれるわけではありません。

けれども、夫婦の関係がお子さんに影響をおよぼすのもまたしかたのないことです。

面会交流や養育費の問題などは、子どもの将来、ひいては人生そのものにもかかわってくる大きな問題です。

もし夫婦の間でこじれて、お子さんにも悪い影響が出そうなら思い切ってプロに相談するという選択肢もあります

お子さんの幸せを第一に。第三者にいわれてはじめて、新しい道が開けてくることもあるかもしれません。

養育費を払ってもらえるか心配な方はこちらをごらんください。

養育費安心サポート

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この記事を書いた人

furuta

【30歳、女性、千葉在住】 イケメン好きがこうじて細身のイケメンと結婚するも、価値観の違いにより破局。 自分の趣味や好きな芸能人をことあるごとにけなし、「俺のがいいじゃんw」と口出ししてくるクソ夫から慰謝料をぶん取る気持ちで離婚にのぞむも撃沈。 自分があの時どうしていたら、慰謝料を勝ち取れていたのかが知りたくて本企画に参加。 結婚によるストレスのあまり、ワラ人形に釘を打とうか悩んでいる既婚者を救いたいです。

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