うつ病の夫との離婚を認められるケースと条件とは?精神病を原因に確実に離婚をする方法をレクチャー!

5年前に会社をリストラされた夫。

家族を守ろうと面接を毎日受けていたが、どこからも採用をしてもらえない。。。

それから夫は変わってしまった。自分の部屋から出てこようともしない。

夫と顔を合わせるのは、食事を作って夫の部屋にもっていくときだけ。

うつ病だから仕方ないのかもしれない。でも、そんな夫の姿みてるだけで腹が立ってきてしまう…。

のんきに食事だけして生きてる姿を見てるとね。

収入は私のパートで稼いでいる12万円だけ。

月日が経過すればするほど、減っていく貯金額。

正直こんな生活を続けることはもう限界。

これから先も、治る保証もない夫の面倒だけみて生きていかないといけないなんて想像しただけでゾッとする。そんなことならいっそのこと死んでしまいたい。

自分を守るためにも今すぐに離婚したい。


夫が思いもよらぬ病気になり、これから先の生活が見えず途方にくれている人は意外と多いのではないでしょうか。

無理もありません。

夫婦間の会話がなくなるだけでなく、将来のために頑張って貯めていた貯金までなくなっていくのですからね。

仕事もできない、会話もできないうつ病夫との離婚をしたい!というあなたの気持ちを私は全力で応援します。

でもあなたは夫のことを支えなければいけない立場にあります。

夫が離婚後にどうやって生活をさせるかまで考えてあげることで、あなたも離婚後に安心して幸せな生活を送れるのではないでしょうか。

ここではうつ病の夫と確実に離婚をする方法と、夫のうつ病が原因で離婚する場合に気を付けるべきポイントをわかりやすく解説していますので、参考にしてみましょう。

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このページの目次

離婚を考える前にできることとは

心の病気で悩んでいる方が増えてきています。

下記は厚生労働省の調査したものです。


厚生労働省図表1-2-9

最近は心の病で悩んでいる方多くなり、「労働安全衛生法」が改正されています。

労働者が50人以上いる事業場では、2015年12月から、毎年1回、「ストレスチェック」を全ての働く人に対して実施することが義務づけられました。

この様に国、会社でもストレスを受けた方の支援が手厚くなっています。

収入面でお悩みの際は離婚を考える前に職場や専門家のサポートを得ることも大切です。

厚生労働省が出している「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストがあります。

まずご家族支援用として利用してみてください。

参考:厚生労働省「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」ご家族支援用

我慢できない!今すぐ別れたい!そもそもうつ病が原因で離婚できるの?

色々手を尽くしたけど、もう無理。

自分や子供のために離婚するしかないと考えているなら前に進むしかありませんね。

夫婦で話しあったうえでの協議離婚、調停離婚であれば離婚するのに理由はひつようありません。

でも旦那さんは、心がつかれてしまっています。

離婚についてのあれこれ、大事なことを話すのは難しいと考えたほうが良いでしょう。

結果として裁判にすすむことになったら、離婚には法的な理由がひつようになります。

法的な離婚理由のなかに『配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき』というものがあります。

うつ病は心のやまいのいっしゅですから、離婚理由の一つと認められてもいいはずです。

ただ、心のやまいがどのていどのものなのか?重いか軽いかはかるのはとても難しいこと。

部屋から出てこないほど、おちこんでいるかと思えば、急に元気になったりもする。。。

こんな夫の姿を知っているからこそ、精神的な疾患のむずかしさがよくわかりますよね。

それでは、どういう病状、どういったケースなら離婚が認められるのか、こまかいポイントをおさえつつ、みていくことにしましょう。

こんな場合なら離婚できる!精神病で離婚が認められる条件

精神病が法のうえで離婚理由とみとめられるのは、『配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき』と判断されればいいということはさきほどお話しましたね。

もうひとつ、『精神病によって夫婦関係がわるくなり、結婚生活を続けていけない』とあきらかに証明できれば、法のルール上も離婚が認められるのです。

結婚生活に支障をきたす重度な精神病かがカギ!

実際に、下記の病気では離婚がみとめられるケースが多くあります。

統合失調症

アルツハイマー病

躁うつ病(双極性障害のことで、うつ病一般とはことなる)

初老期精神病・認知症

重度の身体障害

一方でうつ病は、治療をすれば治ることもある精神病ですから、判断が難しい部分もあります。

病気そのものの状態だけでなく、治療期間や結婚生活にどれほど影響をあたえているかどうかもあわせて、トータルで判断されることになります。

見捨てるのは絶対だめ!離婚後の夫の療養や介護について考えておこう!

うつ病は急激にひどくなる病ではありません。

日々の小さなストレスがつみかさなった末、大きな不調となってあらわれるのです。

夫とは、縁あって夫婦になったひとです。

ムカつくこと、納得できないこともあると思いますが、けっして見捨ててはいけません。

法のうえでも夫婦は「おたがいに協力しあい、たすけあうべき存在」と定義されています。

夫の回復のため、まずはできるかぎりの手をつくしましょう。

通院をうながたり、日常生活でも話をきいてあげたりと心のケアをすることに努めます。

できるかぎりのケアやサポートを行った結果、それでも状況が変わらないときにはじめて、「うつ病は回復の見込みがない」とみなされるのです。

かりに離婚が成立したとしても、その後に夫が暮らしていけるかどうかもポイントになります。

経済面はもちろん、生活や心のケアにおいても離婚後の夫の暮らしのゆくえは重視されます。

夫の両親や親戚が離婚後もサポートしてくれるのかどうか、障害年金などの公的な支援を受けることができるのかどうかなどを考えておかなくてはなりません。

治療期間が重要!回復見込みがない証拠を作ろう

治療のために、どれだけの時間をかけたかということも重要です。

うつ病をわずらった本人はもちろん、妻であるあなたもサポートし、ともに病気の治療につとめ、回復のために尽力してきました。

にもかかわらず、症状はよくならない、悪化している…ということをしめすことができれば、「回復見込みがない」とみとめられます。

回復見込みがないとしめすためには、次のようなものが証拠としてさいようされる可能性が高いです。

  • 医師の診断書
  • 通院、治療の記録
  • 治療に協力し、介護に努めたことがわかる日記やメモ書きなど
  • 一緒になって治療にとりくんだことがわかる友人・知人などの証言、書面
  • 会社を休んでいるときは休業申請のコピーなど

これらについて、時間の経過がわかるようにしておきましょう。

参考:厚生労働省入力支援サービス

夫のうつ病が原因で離婚するけど慰謝料はとれるの?

一般的に慰謝料というのは、離婚の原因が夫婦のどちらかにある場合にせいきゅうすることができるものです。

相手の不法行為、例えば不倫などの不貞行為があった場合は離婚の責任が相手にあることがあきらかです。

うつ病になる以前から日常的に暴力・DVを受けていた、浮気をしていた…などのあきらかな証拠があれば、慰謝料をせいきゅうすることはできます。

慰謝料はこのような行為によって精神的に損害を受けたことに対してしはらわれるべきものなのです。

ですが、うつ病だけが離婚原因のばあいは少し難しいのが現実です。

夫も病気になりたくてなったわけではありませんから、相手に一方的に責任があるとはいいがたいのです。

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【慰謝料を要求してきた】うつ病の原因を私のせいに!こんなときどうすれば?

なんともびっくりですが、逆にあなたが慰謝料を請求されてしまうケースもあるんです。

「うつ病になったのは妻であるあなたが原因だ!だから慰謝料をはらってほしい」なんて思ってもみなかった夫の言葉…。

いいたいこともがまんして、うつ病のケアにつとめてきたあなたにとっては、信じられないことですよね。

でも、心配することはありません!

そんな場合の対処法もしっかり教えちゃいます。

要求が不当な場合は一切応じる必要はない!

うつ病になる原因はさまざまです。

夫婦の生活がうまくいっていたとしても、うつ病になることはじゅうぶん考えられます。

妻であるあなたに責任があるとみとめられることはほぼないと考えていていいでしょう。

そのような不当な請求に応じる必要はありません。

ただ、法的な離婚理由にあたるとみとめられたばあいは、慰謝料の請求が可能です。

法的な離婚理由とは、下記の5つです

  1. 不貞
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 回復の見込みがない精神病
  5. 5.その他婚姻を継続し難い重大な事由)

 

「ちょっと待って、そのどれについても、思いあたるふしはないわ」と思いますよね。

けれども離婚はある意味、いったもんがち、戦いのような部分があるのも事実です。

どんなことを理由に慰謝料を請求してくるかわかりません。

調停や訴訟を起こされたらすぐ弁護士に相談!

病気のサポートに疲れ、つい夫にきつくあたってしまった。。。

介護をしていると、常にずっと優しく接するなんて、難しいことですよね。

それを「モラハラをされ、さらに精神的に追いつめられた!」といわれてしまうかもしれません。

また相手は病気をわずらい、離婚について冷静に考えられなくなっています。

調停や訴訟をおこされたら、いちはやくプロである弁護士に相談することをおすすめします。

あなたが、夫婦としての役割をきちんとはたしていたことをあきらかにする、お手伝いをしてもらうのです。

離婚調停ってそもそもどんな離婚?【調停離婚の流れを徹底解説!】

うつ病夫が離婚に応じてくれないが諦めるしかないの?

精神的にまいっている相手に離婚を切りだすことは、とてもエネルギーがいることです。

勇気をだして離婚をきりだしても、夫が応じてくれない、もしくは無理難題をふっかけて離婚をしぶる。。。

そんな場合もじゅうぶん考えられます。

もうせいいっぱい夫には尽くしたのだし、もういいでしょ?とは思うけど、病気の相手に離婚を申し出る自分のほうが悪いように感じてしまう方もいるかもしれません。

また自分の主張が、離婚理由として認められるのかどうか、判断はとても難しいのもじじつです。

法律のプロの力を借りよう

実際の裁判でも、精神病によって離婚がみとめられるかどうかはケースバイケースです。

そもそも「夫婦は協力しあい、助けあうものである」という考え方がねっこにあるからです。

精神的な疾患を理由にした離婚について、法律の素人が一人でたちむかうのには限界があるといえます。

法律の専門家といえば、弁護士となりますよね・・・。

弁護士というときが重くなり相談しにくいと思いませんか?

お金もかかりそうだし。。。

そんな時は相談サポートに相談してみたらいかがでしょう。

相談サポートはどうしたらいいのか相談に乗ってくれ、それぞれのケースにあった解決方法をアドバイスしてくれるところです。

24時間メール受付なので人目を気にすることなく相談でき、しかも無料です。

悩んだあげく、あなたまでストレスをかかえ病気になってしまっては元も子もありませんよ。

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【裁判離婚】いきなり裁判を起こせる!

離婚するさい、まずは話しあいである協議離婚からスタートします。

その後第三者を交えての調停離婚に進み、さいごの手段として裁判を起こすことになっています。

けれども精神的な疾患をかかえる相手との話しあいは困難であることがおおいのです。

病気のせいとはいえ、いうことがコロコロかわるのでは、話がとまってしまいます。

このようなケースでは、協議離婚や調停離婚のステップをとびこえて裁判を起こすことも可能です。

裁判を起こすときには、多くの手続きを行い、複雑なシステムを理解して進めていかなければなりません。

相手が病気ということもあって別居もむずかしいのであれば、離婚の成立まであなたが介護を続けることもあるでしょう。

介護をしながら、むずかしい離婚の手続きをすすめるのは、あなたの心や体がまいってしまいます。

いちはやく離婚をきめたいならなおのこと、相談サポートをつかってみるべきです。

一人で解決するのが不安な方は離婚相談サポートへ

この記事を書いた人

furuta

【30歳、女性、千葉在住】 イケメン好きがこうじて細身のイケメンと結婚するも、価値観の違いにより破局。 自分の趣味や好きな芸能人をことあるごとにけなし、「俺のがいいじゃんw」と口出ししてくるクソ夫から慰謝料をぶん取る気持ちで離婚にのぞむも撃沈。 自分があの時どうしていたら、慰謝料を勝ち取れていたのかが知りたくて本企画に参加。 結婚によるストレスのあまり、ワラ人形に釘を打とうか悩んでいる既婚者を救いたいです。

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